相続の事件 ケース3 死と向き合う

Aさんは主婦です。

2児の母で、パートで頑張るお母さんです。

朝子供を送り出す、その瞬間世界が回転しました。

音がぐあんぐあん反響するように聞こえ、

子供が泣きながら体をゆすっています。

(救急車を)

何度もそう伝えようとするのですが、言葉が口から出ていないようです。

Aさんの意識はそのまま途切れました。

それはまるで、テレビのコンセントをいきなり抜いたような感覚でした。

どこだかわからない、白い天井が見えました。

目しか動かないので、目だけ動かして見回すと点滴があり、

どうやら病院のようです。

夜寝て、目が覚めたら病院だった、みたいな騙されているような感覚でした。

看護師らしき女性が上から覗き込んでいます。

「あ…あ…あ」

Aさんはくも膜下出血でした。

医師の説明では、迅速に対応してもらったのが良かったと、

数分遅れていたら死んでいたと、説明を受けました。

数か月後、大した後遺症もなく社会復帰したAさんは、

このことについて深く考えるようになりました。

考えるきっかけになったのは夫の一言でした。

「意識不明だった1週間、お金がなかった」

Aさんのご主人は、お金の管理をすべてAさんに任せていました。

当然キャッシュカードのありかも暗証番号も知りません。

Aさんが意識不明だったあいだ、夫と子供たちは、

別の意味で戦っていたのでした。

都会で暮らすうえでお金がないことは、ある意味サバイバルです。

クレジットカードすらしまっている場所を知らなければ、ほぼ絶望的です。

Aさんの家族は、Aさんが倒れてすぐに通帳などを探して家の中を探しました。

Aさんの財布の中からクレジットカードを見つけましたが、

暗証番号が分かりません。

つまり使えません。

通帳を見つけるのは簡単でしたが、印鑑はどれがどれやらわかりません。

つまりお金をおろせません。

結局、親子でお金を出し合い、

集まった5千円程度のお金で親子3人1週間生き延びました。

ですからご主人は、

「1週間で意識が戻って良かった」

といったのですが、Aさんは、

(私がもし死んでいたらこの人どうするつもりだったんだろう?)

と考えたのでした。

そこで、Aさんは家族のために必要なことをノートに書くようになりました。

ところが…

どんどん書き込むうちに情報が増えて、どれがどれだかわからなくなります。

さらに、もし万が一泥棒に見られたら、

家族の財産などの必要な情報はダダ漏れですし、盗まれることもあります。

さんざん悩み試行錯誤した後たどり着いたのが、

相続ソムリエの推奨する「もしもノート」でした。

もしもノートは、セキュリティ面、

情報の更新速度、修正のしやすさなどを考えても優れたツールです。

「今私が死んだら?」

これは大変な問題なのです。

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